環境ロハス
森に自生する植物の落葉や倒木などの二酸化炭素を閉じこめた植物遺骸(有機物)は、微生物によって分解され、林床を覆う腐葉土層を形成し、再び植物の養分として吸収されます。この繰り返しが森の輪廻です。
そうした森の営みにあって、年間気温が低く、水分の多い湿地などでは微生物の働きが少ないため、二酸化炭素を含む植物遺骸はそのまま堆積し、時間を掛けて「泥炭」の層を形成します。
泥炭は、そのまま堆積を続けると、地殻変動などの作用も受けながら気の遠くなるほどの長い時間を掛けて石炭化へのプロセスをたどることになります。