需要家と電力会社との間で双方向通信が可能な、電力の「見える化」のためのシステム。需要家の消費電力や太陽光発電などによる発電量がリアルタイムに把握でき、そのデータを送配電網を通じて、電力会社に送信することも可能。また、住宅やオフィス内の家電・設備機器と無線通信でつながっており、そのON/OFFや状態、送配電量の調整を、電力会社側から制御できる。
スマートメーターの設置が世界で最も進んでいるといわれるイタリアでは、同国の大手電力会社エネルが主導で、全世帯の約85%にスマートメーターが設置された。米国の調査会社の報告では、スマートメーターの世界市場は2009年に7,600万台だったが、2014~15年頃にはおよそ3倍の2億1,200万台に達すると予測されている。