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まず人口問題の全体像をより深く認識するために、基本的視点を簡潔に五点ほど整理しておこう。 第一の視点とは、人口問題を「量的な問題」としてとらえるのか、「質的な問題」としてとらえるのか。 人口問題をたんに人間の数が増える増加現象だけとらえて、対処方法を議論しがちである。量的問題としてとらえることで、それは避妊など単なるテクニカルな技術的解決方法に偏重しやすい。人数という量的な問題としてとらえてしまう視点ではなく、質的な視点こそが重要である。環境・資源への影響力としては、「米国人一人はインド人五〇人分以上に相当する消費形態を営んでいる」と言われるように、私たちがどんなライフスタイルを選択し、どのような発展を目指すのかによって人口問題の内容は大きく異なってくる。
とりわけエネルギー問題・食糧問題に関わるかぎり、「具体的に一人一人がどれだけ消費しているのか」いわゆる消費スタイルの中身を分析することなしには、問題点や解決への糸口は見いだせない。具体的には後で食糧問題について詳しく検討していこう。 世界には、非工業国(途上国)に見られる農村部を中心とする高い人口圧力(出生率)下で生じている環境問題と、先進工業国に見られる低人口圧力下での環境問題という、性格を異にする問題が共存していることに注目する必要がある。相互の違いの認識とともに、基本的には後者の先進工業国の巨大な環境圧力・破壊力自体の問い直しをぬきには人口問題の解決に迫ることはできない。
by lohasukenzai
| 2013-07-12 14:54
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