広葉樹林は、降った雨を柔らかい土である、腐葉土に長い間蓄えておく能力があります。
そして、少しずつしみだしてせせらぎをつくり、そしてそれらが集まり、小川をつくり、谷川となるのです。土の中からミネラルを含んだ水は、急峻な階段状の谷川で、岩石の間や、小さな滝で、空中の酸素や窒素を吸収し、更に岩に砕けて空気に触れて、気化熱が水の温度を下げるのです、そして、岩の中の鉄分や色々なミネラルを更に吸収し、川底の砂利や砂で濾過されて、透き通ったきれいな、美味しい水ができあがるのです、谷川は自然の水の濾過器の役割を果たしているのです。 山に行った時など、谷川の水を飲むと、暑い夏にも係わらず、冷たくて美味しい水に驚かれる事があると思います。 広葉樹林は谷川に流れ込む水量を地面の中に貯えて、自然に調整しているので、河川の水量はいつも安定するので、広葉樹林は緑のダムと言われるのです。