カテゴリ
以前の記事
2016年 10月 2016年 09月 2016年 08月 2016年 07月 2016年 06月 2016年 05月 2016年 04月 2016年 03月 2016年 02月 2016年 01月 2015年 12月 2015年 11月 2015年 10月 2015年 09月 2015年 08月 2015年 07月 2015年 06月 2015年 05月 2015年 04月 2015年 03月 2015年 02月 2015年 01月 2014年 12月 2014年 11月 2014年 10月 2014年 09月 2014年 08月 2014年 07月 2014年 06月 2014年 05月 2014年 04月 2014年 03月 2014年 02月 2014年 01月 2013年 12月 2013年 11月 2013年 10月 2013年 09月 2013年 08月 2013年 07月 2013年 06月 2013年 05月 2013年 04月 2013年 03月 2013年 02月 2013年 01月 2012年 12月 2012年 11月 2012年 10月 フォロー中のブログ
リンク集2
最新のトラックバック
ライフログ
検索
タグ
その他のジャンル
ブログパーツ
最新の記事
外部リンク
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
自然の改変・農耕と文明
後氷期の人類は、野生の植物から小麦や稲、トウモロコシ、バナナや芋類などの栽培植物を生み出し、品種改良によって生産力を上げ、定住生活と増加した人口を支えることを可能にした。また、野生生物を家畜化し飼育することで、肉や毛皮などを安定して得ることができるようになった。これらの活動により森林や草原が畑や牧草地へと変えられることになった。 狩猟・採集生活では、自然の生産力に依存した食料の供給であって、人類は生物の食物連鎖の中に位置づけられる存在であったとも考えられる。農耕・牧畜により、自然環境を改変して、可能な限り多くの収穫を引き出そうとしたことで、多くの人口を養うことができるようになる一方、周囲の生態系は人工的で特殊なものへと変えられることになった。その土地の自然が通常の生態系でもつ生産力を拡大し、人類に都合のよい方向に無理に変えたことで、気候変動など自然の変化に対して弱くなるというマイナス面も現れることになった。 大河のほとりに位置する四大文明の発達に見るように、治水・利水が農業生産の上で重要であるため、国家の発達を促した側面もある。現代に至るまで、国家は土地利用による収穫の一部を税として集め、それを再配分することで成立してきた。土地の生産性に依存し、また収益を上げる努力をしてきたことは、それだけ自然本来のシステムから離れた、特殊な応用を繰り返してきたことであり、文明は微妙なバランスの上に成り立っていたのだと言えよう。
by lohasukenzai
| 2013-11-16 11:14
|
ファン申請 |
||