高度に作物化した野菜
人間の欲望は限りなく続き、甘いものはさらに甘く、大きいものもより大きく、外観は人工的なまでのキレイさ、小売に都合がいい均一的な大きさ、本来の旬ではない季節での生産などを求めて、品種改良や生産技術が改良されてきたのが慣行農業である。限りない欲望を満たす人工的作物は、農薬と化学肥料と大量のエネルギーを使った工業製品と言えなくもないのではなかろうか? 高度に作物化された野菜を作るための「自然農法」はありえるのだろうか? ネットメロンや冬のイチゴを作ることができる自然農法はあるのだろうか?