ロハスを選んだ人びとの心には「自分と関わる全てのものたちの安定と幸せの継続」を願う気持ちがあります。
元々は温暖化などによる地球環境破壊を止めようと言う考え方で始まったCop3の京都議定書については、経済性を優先して批准しなかったアメリカという国の人びとの間に生まれたカルチュアル・クリエイティブと呼ばれる新たな階層をなす人びとが、真に地球と人類全体の将来をより良い方向へ向かわせる為に選んだ生活スタイルであり物事の捉え方がロハスです。
OECD加盟諸国は、大量生産大量消費時代を経て、その文明は既に爛熟期を迎えています。医療技術の発達によって、寿命も伸びています。
高度に文明化され、都市化した環境で生きる先進諸国の人びとにとって現在自分たちが手に入れた文明の利便性をこのまま維持しようとすれば、取り残された地域の人びとの貧困の解消への道は遠く、近年勃興しつつある諸国における急速な工業化によるエネルギー資源の大量な燃焼、それによる二酸化炭素の大量排出を止める手立ても無いと感じているのです。