ハワイに最初に訪れたヨーロッパ人は、1778年のジェームズ・クック船長で、ここをサンドイッチ諸島と呼んだ。クック船長は「ビッグアイランド」の海岸で殺害されたが、彼がハワイを発見したというニュースはヨーロッパと北米に届いた後、急速に広がった。この島々が北米とアジアの間の貿易を促す中継地点として最適の場所にあることが、たちまちのうちに、認識されたのである。
1820年代に捕鯨業は北太平洋に移った。その後50年間、ハワイは捕鯨船員の主要な休息・補給拠点になった。ほぼ同時期に、プロテスタントの宣教師たちがハワイにやってきた。多くの捕鯨船員と同様、宣教師たちは米国北東部の出身だった。彼等は伝道活動に大成功を収め、数十年の間、ハワイの住民に大きな影響を与えた。