樹木は光合成によって二酸化炭素を吸収し、炭素を樹木内に蓄積します。さらに、森林は落ち葉などを通して、土壌中にも大量の炭素を貯留します。
2007年に公表された気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の第4次評価報告書によると、世界の温室効果ガス排出量の約20%は、森林が農地など他の用途に転用されたことによるものとされています。
地球の温暖化が進むと、海水面が上昇することにより、世界の沿岸地域が水没します。また、自然災害の頻発、伝染病の蔓延など、著しい被害が発生すると言われています。
1.質の高い森林面積を増やし、炭素の吸収を増加させること
2.森林減少・劣化を抑制し、炭素の排出を抑制すること
両者は気候変動の影響を緩和する重要な役割を果たすのです。